おもちの医学部再受験日記〜文系からの挑戦〜

文系からの医学部再受験に成功しました!長かった再受験の日々を忘れないようにこのブログを開設しました。諦めなければ夢は叶う!

再受験か学士編入か

今の日本の制度では、日本で医者になるには医学部医学科に入学することが必須です。

 

では医学部医学科に入学するには、どうすれば良いのか。

一番わかりやすいのは、一般入試で合格すること。

現役生や、大学によっては一浪の方には、推薦入試という手もあります。

そして、一度4年生以上の大学を卒業した方や、卒業予定の方には、学士編入という手があります。

 

つまり一般的には大人になってやっぱり医者になりたい…!と思った方は

・再受験(1年生として入学する)

・学士編入(多くの場合2年生として入学する)

の2択かと思います。

 

 

では、受験科目はどうでしょう。

 

再受験の場合、

 

国公立の大学:共通テスト{国語、数学(ⅠA、ⅡB)、社会(1科目)、理科(2科目)、英語}と、大学ごとの試験(前期試験と後期試験)

 

私立の大学:

・共通テスト利用+大学ごとの試験

・大学ごとの試験

など大学により様々で試験科目もバラバラ。(多くは英語、数学、理科2科目ですが、大学によっては国語を選べるところや、理科1科目で良いところもあったりします。)

 

といった感じになることが多いと思います。

 

 

一方、学士編入は、大学によって受験科目がバラバラで、しかもそもそも学士編入を導入していない大学も多いです。

また、出願時に推薦文を必須とするところや、TOEICの点数に条件があるところ、など、もう色んな点で大学によって全然違うので要注意です。

そして私の中で1番意外だったのが、文系学部卒の方にも挑戦する権利が与えられているというところです。

筆記試験に生命科学などという科目を採用しており、その問題が解けるのであれば文系卒であっても良いですよ、ということだと思います。

物理や化学な数学が試験科目となる大学も多いです。

 

生命科学といっても、どんな科目なんだろうと私は最初思ったのですが、みなさんはわかりますか?

簡単にいうと、理系大学の学生が一年次に学ぶ内容で、「生命に関することを分子、細胞レベルで研究し、人の生活や産業に役立てようとする学問」だそうです。

合格したら2年生として進学できるところが大半なので、1年生の内容はできるというのが前提なのでしょう。そういう意味では、圧倒的に理系大学出身の方が有利だと思いますし、大学側としても、薬剤師や看護師、獣医師などから医師の道へと進路変更したい人向けに作った制度なんだろうなぁと個人的には思っています。

医者以外の医療従事者が、一年生からやる必要は確かにないですからね。

 

 

そんなこんなで入試制度の説明を少ししたわけですが。

私が医者になろうと思った時は、学士編入という選択肢は全く考えませんでした。

学士編入というものをそこまで詳しく知らなかったのと、文系卒にはちょっと難しいかな?という印象があったからです。

なので私は一般受験一択だったわけですが、これから医者を目指す方に言いたいのは、

 

自分自身をしっかり見つめ直して、最短距離で行けそうな道をちゃんと選ぶべき、

 

だということです。

 

私自身こんなに時間がかかったことを考えると、初めから学士編入の勉強だけをしていれば、もう少し早く受かったのではないかと思わなくもないです。

難易度が全く違うので一概には言えませんが、私ほど時間をかけるならばどっちを選んでも大差なかったかも、と正直思います笑

 

まぁ私みたいに諦めることもできず長くやる人はレアだと思うので、最短距離で行くという話に戻すと、

 

例えば

理系学部卒で、医学に近い勉強をしてきた人が、わざわざ一般入試で改めて国語や社会をやる必要があるのか、

 

文系学部卒で、医学の知識はほぼありません、でも科目が少ないから初学だけど生命科学やります、っていうのが果たして正解なのかどうか、

 

など、考えられることはたくさんあるわけです。

現状、圧倒的に学士編入の方が倍率が高いですし、敵も強いです。

東大卒で遺伝子の研究してた人にあなたは勝てると思いますか?という話です。

旧帝大で長年血液の研究してたけど…とかいう方なら勝てるかもしれませんね。

 

ただし、文系学部卒でも学士編入に受かっている人は確実に存在するので、一概に無理だとは言えません。

圧倒的な強みがあるならありだと思います。

英語がハンパない且つ高校まではバリバリ理系だったとかね。

 

 

結局のところ、そこはご自身の進んできた道を少し見返してもらって、なるべく最短距離で医学部に受かりそうな道を選ぶしかない、と思うのです。

 

私は再受験生活が長引いて、もう一般入試の勉強無理だ…となった年に一度だけ学士編入にチャレンジしましたが、生命科学をたった半年の勉強で周りに勝つレベルまで持っていくことは出来ませんでした。

 

私のような凡人は、やはり一般入試が正解だと思います。

戦う相手がね、やっぱり全然違いますからね。

さっきも少し書きましたが、

 

周りが、東大や京大で医学系の研究をしていました、とかいう人がたくさんいる学士編入と、

周りが、18歳の現役生、19〜20代の多浪生、再受験生の一般入試。

文で見るだけでもどっちが厳しい戦いになるかは一目瞭然です。

 

ちなみに関係あるかわからないですが、学士編入だと20代は若いです。40代で受かる方もわりといるようです。受ける受験生の年齢層も全然違いますね。

 

 

そんな現実をしっかり知ったうえで、再受験にするのか、学士編入にするのかを、決めたら良いのではないかと思います!

 

学士編入に飛びつきたくなる気持ちはよくわかります。でも文系学部卒の方なら一般入試が良いんじゃないかな〜と個人的には思いますね。

 

 

 

ではでは、なんだか中途半端な記事になりましたが、今回はこんなところで!