こんにちは。
いよいよ私大医学部の出願が始まったんですね。早いですね。
大学によるのでまだまだなところもありますが、早めに準備することは大切です。
私は国公立志望だったので、私大の出願は本当にギリギリにやったので慌ただしいことこの上なく。
これは私の反省点の一つになっているので、今年受ける方はぜひ早めにやって欲しいと思います。
あ、そうそう。もう遅いかもしれませんが、
大学によっては2次試験の日程が、希望ではなく大学側に決められてしまうところがあり、「◯◯大の2次試験と、××大の1次が被ってしまった」というのはよく聞く話です。
日程表などをよく見て受ける大学を決めてくださいね。
これを読んでくださる方の中には、受験生の親御さん、保護者の方、兄弟が頑張っているという方、パートナーが頑張っているという方、などなども、いらっしゃると思います。
そんな方向けにおすすめグッズをいきなり紹介してみました笑
私は応援グッズをいただくのが本当に嬉しかったんです。
もちろんグッズでなく、言葉も嬉しかったです。
再受験中はどうしても視野が狭くなってしまって、自分の世界に入りがち。
そこで応援してるよ、一人じゃないよ、と言ってもらうと、本当に力になりました。
ということで、こんなのどうですか、というものを貼ってみました。
さて、今の私大医学部は出願に際して、志望理由書などを書かなければならない大学が多いです。一般入試でもです。国立でも数校あるようですね。
全ての私大医学部が必要かはわからないのですが、私が受けたことのある大学は必要なところばかりでした。
筆記試験が大事だし、志望理由書なんて、どうでも良いよ!と思ってしまうかもしれませんが、それは半分正解で半分不正解です。
筆記試験が重要なのは言うまでもありません。
一次試験の合否は筆記試験だけで決まっていると言っても良いと思うので、まずはそこをクリアできるように勉強を頑張ってほしいですが、
無事に筆記試験を通過したあと、待ち構えているのが面接です。
この面接でね、結構使われているんですよ、志望理由書って。
面接官が目の前の受験生について持っている情報といえば、出願時に提出した書類のみです。
それを使って本人に質問をしていかなくてはいけないわけです。
その時に使えるのが志望理由書等なんですね。
手っ取り早く目の前にいる受験生がどんな考えを持っているのかを確認できるそれはとても便利なのです。
私が面接していただけた大学では面接官の先生方皆さん志望理由書を見ていたように思います。
そうか、面接において志望理由書は結構大事なんだね、というのは伝わったかと思いますが、ではどのように書けば良いのでしょうか。
今は色んなサイトで例文とかがありますので、文章の書き方などはそちらで色々参考にしたら良いと思うのですが、
私は文章の書き方というよりは、書く際の心構え的なものをここでは書いてみたいと思います。
・文章のどこを聞かれても良いように書く
・大学側の欲しい人材になる
・本当の志望理由よりは無難で矛盾のない志望理由を書く
ズバリこの3つです。
・文章のどこを聞かれても良いように書く
面接官は時間がない中でパパッと目を通す作業をするので、細部まで目を通しているかと言うと答えはノーだと思います。
パパッと見ている中で、「おっ!」と思うところを聞いてくれます。
つまり、聞いてくれれば話広げられるよ!聞いて!というエピソードを色んなところに散りばめれば良いです。
どこに興味を持ってもらえるかは面接官によるので全くわかりませんが笑
わからないからこそ、どこを聞かれても矛盾なく話せる範囲で書いてください。
私が実際とある大学で聞かれて、そこ突っ込んでくる?と意外だったのは、
「お父さん、単身赴任なの?」
です。
多分面接官も自身が単身赴任をするかどうか考えたことがあって結局やめた、みたいな過去があったんじゃないでしょうか笑
本当のところはもちろんわかりませんが、結構そこを突っ込まれました。
「お父さん単身赴任なの?」
「はい、私が◯◯歳の頃から単身赴任です。様々なところで地域医療をしていましたが、私が△△歳の時に□□で開業し、それ以来ずっとそこにいます。」
「ひゃーすごいよ、単身赴任は本当にすごい!お父さんもすごいけど、お母さんもすごいよね」
「(どう答えれば良いのコレ…)は、はい、両親は大変だったと思います。単身赴任は父の希望で、××市で私たち子供に教育を受けさせたいという思いがあったようです。父が地方出身で大変だったということもあったようで…。」
「なーるほどねー。いやーすごい!なかなかできないよねー。」
「両親にはとても感謝しています。」
みたいな会話をしました。これは単に面接官がすごいと思ったところを聞いてくれただけな気もしますが、まさかここ聞かれる?というところをあえて聞いて、どんな受け答えをする学生なのかを見たかったという可能性もあるので、ちゃんと矛盾なく自然に答えられることを書くのは大事なポイントです。
ちなみに父が地方出身だというのは本当ですが、それで大変だったとか不満だったみたいな話は聞いたことないので、その辺は話の流れで自然になるように繋げました。
面接が苦手な方は、こういう普通の会話のようなものが苦手な方が多いように思います。
こう答えたら相手はこう感じるだろうな、というのを緊張している中で考えるのは大変ですよね。
また別の記事で、面接での受け答えのポイントなども書きたいと思います。
・大学側の欲しい人材になる
受ける大学の建学の精神とかアドミッションポリシーなんかも意外と参考になるので、よく読んでみると良いですよ。
(この建学の精神などは、いざ面接へ!というときには丸暗記ですよ!)
例えばですが、
留学を勧めている大学では、海外志向の自分をアピールするのは有効です。
地域医療僻地医療をしてほしいと思っている大学では、地方出身だから僻地が全然苦じゃないアピールは有効です。
しかし、
留学を勧めている大学で、地域医療に興味ある、は、うん、まだギリギリセーフだと思いますが、
地域医療を推進している大学で海外に行きたいアピールはちょっと危険な気がします。
わかりますよね。
大学側も欲しい人材はありますから、自分からそれに外れた人物像を書いてしまうのはもったいないです。
仮に海外で働きたい、と思っていたとしても、過去にOGOBでそのような人がいたとしても、大学側が本音ではどんな人材が欲しいか、をよく考えて(よく調べて)書いて欲しいです。
(どうしても突っ込んで欲しいから書く、というのもある意味戦略的ですが、緊張状態の中での面接では墓穴を掘りそうな気がしてならないので、無難なものを書いた方が良いと思います)
・本当の志望理由よりは無難で矛盾のない志望理由を書く
結局のところ、志望動機というのは、なんでも良いんですよ。
本当の動機でも書けそうならそれで良いし、本当のことなんて到底書けない、という場合はそれなりに聞こえるようなものを用意すれば良いです。
よく、「親が医者だから自分も目指す」という志望動機はやめろ、という先生がいると聞きます。
これは個人的には全く問題ないと思いますね。
ただ、親が医者だから自分も医者になる、というのは確かに本人にとっては本当の理由なのだとは思うのですが、こう書くだけでは、それは理由になってない、ということなんですよね。
なんで医学部に入りたいの?
→親が医者だからです。
って答えになってないですよね。
なんでピーマンが嫌いなの?
→ピーマンが野菜だからです。
みたいな感じ?
ちょっとズレてるんですよね。親が医者だから医者になりたくなるのは全員に当てはまることじゃないですからね。
ピーマンが野菜だからってみんなピーマンが嫌いなわけではないんですよ。
野菜だから好きという人もいるし、親とは絶対同じ道に行きたくないという人もいる。
しかし実際に、親が医者だから自分も医学部に行くことが当然だと、漠然と思ってきた受験生も多いと思います。
そういう人は、だってそれ以上でもそれ以下でもないんだもん、と思うと思います。
そういう人は、
親が医者だから、こういうことを思う機会があって、それでこういうことがしてみたいと思ったんです。だから自分は医者になりたいんです。
というところをね、足してみてください。
とても説得力の増す志望理由になりますよ。この赤文字は、実際経験したことじゃなくて良いです。書きやすくて、聞かれても困らない程度に話せる内容のことなら大丈夫です。
上のようなちょっとずれた答え方をしてしまう人は、多分普段の生活でも、それ答えになってないよ、という受け答えをしてしまっていると思うので、面接は結構練習した方が良いと思います。
彼氏彼女に俺(私)のどこが好き?
と聞かれて
「全部!!」
「嫌い」
「うん、好き」
「顔」
って答えるタイプの人ですよ!!笑
就活で、弊社のどこに魅力を感じる?と聞かれて、社長の顔が好きですなんて答えないでしょう?
そういうことです。(物好きな会社なら採用されそうですけど笑)
面接では、相手がどういう答えを求めているのかを考えて、相手の求めている答えを言うのが正解です。
ピーマンや彼氏彼女の例は日常生活ならよく知る相手とのやり取りだし、全然オッケーな場合もありますけどね笑
親が医者な人で書いてしまいましたが、どんな場合でも同じです。
なんで医学部に入りたいのか、なんでその大学じゃないとダメなのか、
自分が矛盾なく説明できるものを、相手が欲しがっている人材に合わせて書いてください。
特に再受験の人は、自分のそれまでのキャリアを捨てて医学の道に行くわけですから、
何があったんだい君は!と面接官は単純に知りたいのです。
その時に、
こういう嫌なことがあって、こんなに嫌だから、自分はその世界はもう無理で、医学部に入りたいんだ
ってそれは確かに本音かもしれないですよ。でも相手が求めている答えじゃないですね。
先ほど書いたように、無理だから医学部、は答えになってないというのもありますし、何よりネガティブなのはあまり良くないですね。
ネガティブがなぜ悪いかというと、面接官側がそんな暗い話は求めていないからです。
短い面接の中で、まず初めに軽く志望理由を聞いているのに、めちゃくちゃ暗い話されると、それって楽しくないですよね。
自分がいた世界で、こういうことを感じた、その時にこういうことをやってみたらどうだろうと思ったんだけど、それができるのは医者だけだった。
とか、
自分が大学で勉強していたことは医学とは全く関係がないんだけど、プライベートでこんなことがあった。その時にこう感じた。こう感じたってことは、医者になってこんなことができるはず。
とか。
ぜひポジティブにね、それらしく、書いてみてください。
これも本当のことを書く必要ってないと思います。
当日、矛盾なく答えられる範囲でそれらしい自分になりきるのです。
矛盾をつかれたり、嘘がバレたら終わるので、あんまり現実と逸脱した話はやめた方が良いですよ。
以上、志望理由書を書くときに気をつけたら良いポイントを書いてみました。
こう書け、と具体的なことは書いていないですし、当たり前のことしか書いていないので、なんの参考にもならなかったよ!というかたもいるかもしれません。
しかし意外とその当たり前なことができる医学部受験生って多くないんじゃないかと思ったので、書いてみました。
もしどうしても自分の過去と医学部の志望動機がマッチしない、助けて、という場合は初回だけなら無料で志望理由書のアドバイスするので、ツイッターでDMくださればと思います。
@mkayk_nmmnh_n
(添削のような細かなことを希望される場合は2回目以降バイト料をいただきたいと思います)