以前Twitterで、実際に面接で聞かれたことを気軽な気持ちで呟いたんですよ。
後ほどその話もしますが。
そしたら思ったより反響をいただいて、
ビビったおもちです。
医学部再受験生にとって面接は確かに厄介なものかもしれません。
でも対策をしっかりすれば、なんてことない!
1日8時間以上勉強できるみなさんが、10〜20分の面接で挫ける必要なんかないんです。
でもなーんか、嫌なものは嫌ですよね。
なので今日はその気持ちが少しでも楽になるお手伝いができればと思って、
面接対策について書いてみます。
書いていたらとても長くなってしまったので、何回かに分けて記事をアップしようと思います。
今回は再受験生には必須の、なぜ再受験をしようと思ったの?という話から、女性特有の結婚出産の話などについて書いています。
まず面接の極意を語った後に目次を設定していますので、Q&A方式で読んでもらえたらと思います。
下の方に目次があるのでそこまで飛ばしても大丈夫ですが、一応私が使用していた面接本の紹介をしておきます。
最新版のものなので、今年受験される方、ぜひ一冊手に入れておいて欲しいです。
ではまずは面接の極意を。これ大切。
ずばり面接とは・・・
ただの会話である。
これをね、まずは覚えていただいて。
医学部面接は特にこう思っておくことが大切です。
会話をすれば良いのです。
聞かれたことに答える。
ただそれだけです。
なんでこれを最初に言ったのかというと、
医学部受験生はこれが苦手な人が多いように思われるからです。
ただ普通に会話ができるということがアドバンテージになるなんてお得ですよ。
そうポジティブに捉えて面接対策をしていきましょう。
せっかく医大生である私がこの記事を書くので、
実際に聞かれたものを中心に、
私はこう答えていたよ、
という実用例を赤裸々に交えながら、
そう答えた時の面接官の反応なども、思い出せるところは書いていきたいと思います!
目次で質問を書いておきますので、自分ならこう答えるかな、と考えながらポチッとしてもらえれば嬉しいです。
もちろん私の答え方が正解とは限らないですし、皆さんの答え方の方が素晴らしいことも大いにあると思います。
意外と大切なことなのですが、
その場の雰囲気や空気によって答え方は変わるよ、
ということも知っておくと良いかもしれません。
面接は会話なので、同じことを聞かれてもその時のニュアンスや空気で答え方は変わるのが普通だと思います。
私が作れる空気感を皆さんが作れるわけではないですし、その逆も然りです。当然です。
皆さんそれぞれに良さがあって、それぞれに合った空気感があると思うので、
自分ならこういう空気を作りたいな、と想像しながら読んでもらえたらと思います。
私が面接に向かうときは、
必ず全員笑わせて帰る
という意気込みで挑みます。
なので、そういう空気感を作りたいと思っているのだな、と思いながら読んでほしいです。
笑わせると言っても、一発ギャグをするとか、変なことをするとかじゃないですよ。笑
和やかな雰囲気に持っていく、くらいの感覚です。
そしてこれは実は難しくないです。
なぜなら面接官は人間だからです。
そして多くの場合、教員(医者、教授)です。
つまり、普段学生と接している人、または接してきた人たちなので、優しい人が多いんですよ。
基本的には、受験生は緊張しているということを分かった上で面接をしてくれますし、
緊張の中でも受験生が話せるような雰囲気を作ろうとしてくれる場合が多いです。
たまに圧迫面接をしてくる面接官もいるようですが、これに関しても受験生側の心の持ち方で随分と変わるような気がします。(中には本当に悪質な圧迫面接もあるとは思いますが)
というか再受験生って圧迫面接されがち?なのかもしれません。
個人的には圧迫面接という圧迫面接ってあまりされたことがないのですが(あることはある)、
18、19歳の受験生が多い中で、
大学生、大学卒業生や、アラサー、それ以上の再受験生には、
大人な対応を求めるのだろうな、と思われるので、
現役生と同じ答えでは納得してもらえないというのはあると思います。
そういう意味で甘えた答え方をして、厳しく追及されることはあるのかもしれません。
あとね、再受験生もそうでない人も共通して、普段暗めな雰囲気の人は、
無理してでも、その面接の間だけでも、明るい人間になりきってください。
日常生活で暗い分には全く問題ないです。
現役生、1浪くらいの方は、多少なら大丈夫かもしれません。緊張しているだけって思ってもらえる可能性があるので。
陽キャになれって言っているのではなく、(私は陽キャではない笑)
面接というフォーマルな場ではね、きちんとしないとダメだよね、ということです。
私きちんとしていますよ、と手っ取り早くアピールできる方法が明るさです。
なんとなく想像はできるでしょう?
爽やかな方が、良いですよね。
私は爽やかさに加えて結構ニコニコ笑顔でいるようにしていますヨ。
なので、そういう意識も持ってもらいながら目次に進んでみてください。
私の答え方は口語体で書いていきますが、箇条書きで答えを用意する人もいると思うので、どっちのバージョンも書いてみますね。
それでは始めていきます!
☆再受験関連☆
Q1「あなたが医師になりたい理由と本学の志望理由を合わせて教えてください」
〜地域医療を推進している大学バージョン〜
A1「はい。まず医師を目指したきっかけは2点あります。1つ目は、大学で卒業論文を作成しているときに経験したことです。大学では○○という研究をしていたのですが、そこで医師不足問題と出会いました。当時私は卒業論文と同時に就職活動もしていたのですが、○○(地元)のために働きたいという思いで、それができる企業を受けていました。そんなときに医師が足りないという問題と出会い、コレだ…!となったんですね。というのも、2つ目の理由にもなるのですが、私の父が医師で、地域医療に従事している姿を幼少期より見てきました。それで元々医師に対する憧れを抱いていたというのもありますので、これらが合わさって、自分自身の将来を考え直すきっかけとなり、医師を目指そうと決心をいたしました。また、貴学は地域医療に従事する医師の育成を行なっており、○○という制度では地域医療に従事しながらも最先端医療を学べることを知り魅力を感じました。以上の理由から貴学を志望いたしました。」
こんな感じです。
口語体で書いたので、文章的には間違えていたり、一文長くない?と変な感じがするかもしれませんが、話す分には大丈夫です。
この分量で1分くらいです。
志望理由や自己紹介的な内容は大体1分で言えれば良いかなと思いますので、コレくらいを目安にしてもらえればと思います。
ちなみに箇条書きで用意するならば、こんな感じ。
〜箇条書き〜
・医師の志望理由は2点
・1点目は卒論の話
・2点目は父が医師の話
・これらから再受験決意
・貴学の志望理由は地域医療に力を入れてること
これだけ用意しておけば、繋げて話すと良い感じになると思います。
今回は地域医療バージョンを紹介しました(某学費無料の私立医の面接を受けたことがあるので)が、
大学によっては研究者を育成したいとか、
海外志向の学生大歓迎とか、
色々ありますので、そこは受ける大学に合わせて作ってみてください。
Q2「経済学部で学んだことで、医者になったら何を活かせますか?」
A2「経済学部では、◯◯学を専攻しました。担当教授が自分の目で見て学べ、というタイプだったので、様々な所、◯◯や◯◯など、に行き、色んな人と交流する機会がありました。また学部を超えて4年間ずっと塾講師として働きましたが、そこでも生徒やその親、同僚との交流は必須でした。こうして得たコミュニケーション能力は、医師になっても活かせると思います。」
面接官「なるほど、人と関わるという共通点があるんですね。」
かなり好意的になるほど、と納得してくれました。
これは答えを用意しておらず、正直心の中ではかなり焦りました。
け、経済学部で学んだことを、医者に、活かす…?え、全然関連のない分野なんだけどな…みたいな。
医者になるきっかけも、経済学部とは全く関係ないところで決めましたし、経済と医学を関連づけられても困る!というのが私の正直な感想でした。
しかし、様々な医学部で面接をしてもらいましたが、面接官が教授(医者)の場合、こういう質問が意外と多かったように思います。
文系再受験生の方へ
ここで文系卒の再受験生に向けて少しだけ。
今の日本の仕組み的に、こういう勉強がしたいからこの学部に、と明確な目的を持って大学に進学している人って実は結構少ないのでは、と思います。
大卒じゃないとそもそも就活で不利だし、みたいなね。
大学で学んだことを就職先で活かせるのは理系の特権かもしれません。
そういう割と典型的な文系学生だった方(私はそうでした)に向けて。
いや、大学でめっちゃ勉強したし、そこで勉強したことが医学部再受験に大きく関わっているんだよね、という再受験生はここは飛ばしてもらって構わないです。
大学に残って医者をやっている先生たちは、大学は学問を学ぶ場であり、それぞれの学生が何かしらを研究し、何かしらを習得してきていると思っています。
再受験をしてまで大学に入り直そうとしている目の前の受験生は、何を勉強してきたんだろうか、とワクワクしています。
詰めてやろうとか、圧迫してやろうとか、そういう思いではなくて(そういう人もいるかもしれないけど)、単純に経済学部でどんな勉強をしてきたのかな、そこでどうして医学部に興味を持ったのかな、と知りたいだけなのです。
なので、大学で全然関係ないことをしていた、再受験のきっかけは大学と関係ないという再受験生は、ちょっと困っちゃいますよね。
そこで再受験を決意したきっかけを作る方法を2つ挙げておきます。
ぜひ参考にしてみてください。
1:出身学部で勉強してきたことと再受験のきっかけを関連づけさせる。
2:出身学部は全く関係なく、こういう理由がありまして、と正直に行く。
おすすめは1です。
私は正直者なので、最初は2で行きたかったんですが、看護師の姉(面接にめちゃくちゃ強い)に2はやめておけ1で行け、とアドバイスをもらいました。
理由は、面接官は本音を求めているわけではないからです。
上に書いたように、面接官は大卒は大学で何かしらを習得して来ていると思っているので、こういう質問は、スムーズに会話が続くと思ってのことなのです。
そこで、「いや違うんです。学部での勉強は関係ないんです」
となると、なんかこう、出鼻を挫かれるじゃないですけど、止まっちゃうというか、スムーズじゃないんですね。
なので、私のQ1の答えのように、経済学部からの医学部再受験へのシフトの理由は用意できると良いのではないかと思います。
ただ、Q2のように、経済で学んだことの何が医学部で活かせるのか、と聞かれると、
おっと?
となってしまいました。
用意不足と言われるとそれまでですが、ちょっと変化球ですよねコレ。
ピンポイントすぎるというか…。
その割には上手くコミュニケーション能力アピールに持って行けたのではないかと自負しています。笑
経済学自体は関係ないかもしれませんが、質問の意図からは外れていないと思います。
面接官も意地悪な感覚で質問したわけではないというのは、その後の「人と関わるという共通点があるのですね」という一言からもわかると思います。
Q3「再受験を始めてから今まで、結構時間かかっているけど…どう?」「限界は感じないかな?」
A3「はい、早く医学の勉強がしてみたいという思いが年々増しています。ですが、化学などを勉強してみて、学ぶことの楽しさを知れたことは、今後の人生に大きく役に立つのではないかと思っています。」
コレは人によっては圧迫のように感じる場面だったかもしれません。
しかし複数校で聞かれたので、何年か再受験をしている人、多浪の方は答えを用意しておくと良いと思います。事実何回か落ちているわけですから、自己分析は必要です。
私の回答は、上の質問時の回答です。下の、限界は感じるか、という質問に対しては、以下のように答えました。
A3「確かに時間がかかっていて、自分でもびっくりしています。ですが、年々成績が上がり続けているのも事実でして、まだまだ可能性は残されているのではないかと思っています。」
限界は感じないかい?と聞いてきた面接官は、厳しい感じではなく、パッと履歴書を見て、あ、結構ずっとやってるんだということに気がついて、この受験生、自己分析できているのかな、とフランクに聞いてくれた感じだったので、多少砕けた感じで答えました。
面接官も「あ、そうなんだね」となってくれましたし、自分でもびっくりしている、と言った時は笑ってくれました。
〜箇条書き〜
Q時間がかかっている系
・自分でも想定外(時間がかかっていることは認める)
・学びは新たに毎年ある(ポジティブは忘れない)
・早く医学の勉強がしたいと意欲が増している(ポジティブは忘れない)
Q4「他の同期は18歳くらいですが、上手くやっていけますか?」
A4「私は性格的に人間が好きで、年齢問わず色んなところで友達を作れるタイプです。現在も、予備校で友達を作り勉強を教えあったりしています。歳は離れていますが、皆さんと勉強できることを楽しみにしています。気合い入れて頑張りたいと思います。」
面接官「うん、うん。良いですね。6年もあるからね、気張らずにね、頑張ってくださいね。」
これは合格をもらった大学と、補欠合格をもらった大学で、面接の最後に聞かれました。
再受験生の年齢については、受かったらマイノリティーになるのは事実なので、面接官も気にかけてくれています。
何個も下の同期と一緒にやっていく覚悟はあるかな、と聞いてくれた場合は、笑顔で楽しみです!と言いましょう。
〜箇条書き〜
Q同期と比べて年齢が上なことについて
・元々色んな年代の友達がいる(エピソードも1、2個用意)から気にしていない
・同期と勉強するの楽しみ(ポジティブは忘れない)
Q5「医者になって研修医が終わる頃には◯◯歳ですが、どう思っていますか?」
A5「はい、◯◯歳は、同期に比べたら年がいっているのは事実ですが、私にとってまだまだ若いです。その時にやりたいと思ったことはなんでもやろうと思っていますし、できると思います。」
面接官「そうですね、僕も◯◯さんならできると思います」
〜箇条書き〜
Q年齢系
・確かに同期に比べると年はとっている(認める姿勢)
・でも自分的にはまだまだ若い!(ポジティブは忘れない)
冒頭で書いた反響があった面接内容の一つはコレです。
これと出産についての内容をTwitterで呟いたところ、とてもたくさんのいいねとリツートをしてもらいました。
年齢や出産についての内容は、賛否が分かれるところですね。
個人的には、年齢も結婚出産についても、聞かれても嫌な気持ちにならないですし、笑顔で答えます。
ただ社会的には、プライベートすぎる内容(特に出産)でNGなのは納得ですし、嫌な気持ちになるのも理解できます。私も聞かれないに越したことはないです。
実際に、Twitterでも「セクハラだ」「法律がどうの」という意見も結構もらったんですが、
それは面接される側が考えることじゃないですからね。
私に言われても困っちゃうな、というのが本音ですが、でもそれはそれでその通りだと思います。
ただ、再受験生にとって大事なのは、
現実的に今も聞かれている
ということです。そこだけです。
それは聞いたら法的にアウトです、とか、それは回答拒否します、とか
そういうことじゃないんですよ。
実際聞かれている事実があるのだから、それを上手くかわす回答を用意するのが最適です。
圧迫面接にも通ずるものがありますが、
面接官はわざとそういう質問をしている可能性があります。
受験生の忍耐力を試しているといえば聞こえは良いですが、
たったコレだけを聞かれて、上手くかわせばすぐ終わるような場面で、
カッとなって「それはセクハラですよ!」と言う人や、怒ってしまう人、そのような人は要らないんですよ。
だってなんか、将来一緒に働くかもしれない人、と考えたら、面倒臭くないですか?
ニコニコと、「確かに年取ってますが、若いです!なんでもやります!」と言っている人の方が一緒に働きたいと思われると思います。
ただこの辺は、
どうしても嫌だ、聞かれたくない、本当に無理、
と思う人は結構いると思います。
先ほども言いましたが、気持ちはわかります。
でもね、
「再受験生、女性で、現実的に聞かれている」という世界に飛び込もうとしているのは自分です。
嫌な気持ちはわかるのですが、医者になりたいなら、どうか我慢して乗り切って欲しいです。
そういう人のためにも私が答えた内容を載せてますので、参考にして欲しいなと思います。
それで、受かった後に、「医学部面接でそういうのを聞くのはやめよう」と後輩のために運動してあげてください。
☆女性に聞かれる質問☆
Q6「出産についてはどう考えていますか?」
A6「今のところ、出産は考えていないのですが、そういうのは、何があるかわかりません。もし在学中にそういうことになったら…そうですね、素敵ですよね!」
面接官「おっ(そうきたか、という反応)、なるほど。そうですね、素敵なことですよね。」
〜箇条書き〜
Q出産系
・予定はない(事実は述べる)
・仮にそうなったら素敵(ちょっとふざけてかわす)
これは、先ほどの姉と一緒に考えました。
私「ねー、出産願望ないのに、コレ聞かれるらしい。」
姉「やだね!こういう時は、スルーしよう!そうだな、もしそうなったら…って考えてる風に時間とって、素敵ですよね!!!!って言ったら?笑」
私「採用!!!!!!」
ほぼ姉の案です笑
ここでちょっと、
私の面接の師匠のお話を…
私の面接の師匠、それは姉です。
姉には面接対策で本当にお世話になりました。志望理由書の添削もしてもらいました。
私には3人姉がいて、この姉は2番目の姉なのですが、3人ともそれぞれに私の再受験を応援してくれていて、それだけで3本記事を書ける勢いなのですが。
2番目の姉には受験に直接関わることで本当にお世話になりました。
何年も受からず、
「どうしよう、もうお父さんも呆れてるかな」
と弱音を吐く私に、
「でも◯◯円かかるからお願いって言えばお金送ってくれるんでしょ?全然まだまだ応援してるじゃん!」
と言ってくれました。
「明日も仕事なのにごめん、明日の面接の練習付き合ってくれない…?」
とお願いする私に
「使えるものはなんでも使え」
と夜遅くまで練習に付き合ってくれました。
すごくないですか。自分も働いていて私よりずっと忙しくて大変なはずなのに。
私のために何度も面接対策や添削をしてくれました。
頭の回転が速く、私では気が付かない視点からアドバイスをくれるので、本当に助かりました。
私の面接の回答は姉のアドバイスあってのものなのです。ありがとう!!!
そしてこれまでの回答を見てもらえればわかる通り、私の回答、基本的に軽いですよね。
ちょっとふざけたり…
普段から割と適当にヘラヘラ生きている方ではあるかもしれませんが、面接では意識的に軽めにしています。
先ほど、年齢とか出産とかを聞かれるのは嫌ではない、と言いましたが、それはあくまで単なる会話としてなら、という話です。
面接は単なる会話なので、良いです。
田舎で生まれ育ったのでね、誰がどこ受験したとか誰がどこ受かったとか、近所の人に知られたり聞かれたり…そういうの慣れているので、気にならないんですよね。
逆に、「いってらっしゃい!」「おかえり!」のやりとりもよくしますし、ドアに自家製かぼちゃの入った袋をかけておいてくれたり、そんな田舎のやりとり、大好きです笑
ただ、単なる会話で終わりなら良いけど、これってとても個人的なことですし、それを理由に面接点を下げられるのは不当だと思います。
なので、軽く流す、コレが正解だと思っています。
年齢について聞かれたら、え?年取ってますけど、全然良くないですか?
出産について聞かれたら、子供!可愛い!素敵なことですよね!
こういうスタンスで良いと思います。
実際面接官も、結構笑顔で、そうですねって返事してくれるものですよ。
それでは長くなってきたので、女性ならではの質問をあと2個紹介して終わりにしようかなと思います。
Q7「結婚や子育てについて女医の立場からどう思いますか?」
A7「私自身は今のところどちらも予定はないのですが、将来のことはわからないので結婚したり、子育てをする日がくるかもしれません。そうなったら、相手の人とも相談をして、どちらが育休をとるかなどはよく話し合いたいと思います。私は再受験で医者になりますし、ずっと、それこそ死ぬまで働いていたいという思いが強いです。ですので、なるべく育休をとってくれるような人を選びたいと思っています。」
〜箇条書き〜
Q結婚子育てについて
・予定はない(事実は主張する)
・そうなる可能性があることは認める(絶対ないから、で終わらせるのは面接では適さない)
・育休を取ってくれる人を選ぶ(自分は働き続けるアピール)
実際、女性の受験生(再受験に限らず)はどう答えるべきか悩むところですよね。
子供が1歳になるまでは休みたいという人もいるでしょうし、
相手が転勤になったらついていきたい人もいるでしょう。
それを素直に言うかどうか、も悩みどころですよね。
私は面接なんて本当のことを言う必要ない、と思っているので、一番かわしやすい答え方で良いんじゃない?と思うのですが、
一方で、あまりに思ってもないことは言いたくないという頑固さもあります。
その辺は自分の妥協ラインを決めて、長く働きたいと思っている、ということは伝えると良いと思います。
「よく相談して決めます。」
「相手もあることなので、話し合いを頑張ります。」
「後輩の女医さんのロールモデルになれるような働き方がしたい」
みたいな感じも良いかと思います。
Q8「結婚したら地方勤務が難しいかもしれませんが、どう考えていますか?」
A8「私は父がずっと単身赴任をしているので、家族と離れて生活することも選択肢にあります。ただ、子供がもし居たら、母親だけが離れるというのは私が寂しいので、着いてきてくれるようなパートナーを選びたいとは思っています。」
面接官「はは、そうですよね。そういう男性も今は多いと思いますし、大丈夫そうですね」
「はい、いずれにしても、地域医療をしたくて再受験を決意したので、それがやり遂げれられないのであれば、結婚も出産もしないと思います。」
〜箇条書き〜
Q出産と地域医療を合わせた質問
・出産はしないと思う(事実はアピール)
・でもわかんないもんね(100%は否定しない)
・理解ある人と結婚する
・地域医療は絶対続ける(ここが1番のアピールポイント)
実際面接官が一字一句このように答えててくれたかは覚えてないのですが、こんな感じで笑って、うんうん、と答えてくれました。
この大学は地域医療をやって欲しいと思っているところだったので、
あ、この人ちゃんと地方行ってくれるな、
と思えるような答え方なら、なんでも大丈夫だと思います。
どうでしょうか。
私の実際の回答例も入れながら書いてみましたが、何かしら参考にできる部分はあったでしょうか?
とても長くなってしまったので、次回は医学部面接で広く聞かれていることを書いていきたいと思っています。
最近気になるニュースは?とかね。