おもちの医学部再受験日記〜文系からの挑戦〜

文系からの医学部再受験に成功しました!長かった再受験の日々を忘れないようにこのブログを開設しました。諦めなければ夢は叶う!

受かった人が見る景色

 

共通テストもあと約一か月ということで、社会とか国語がやばい!!となっている医学部受験生も多いのではないでしょうか。

なので今日は倫政を紹介します。

私が受験生の時に使っていた教材とは違うんですけど、最新版の物ですね。

 

畠山先生の本です。

私は某◯ゼミで実際に畠山先生の講義を受けていました。

先生の授業やこの本は、非常に理系っぽい。

問題に対する分析や考察がちゃんとされています。

医学部受験をしているバリバリ理系だよっていう人にとっては、すんなり頭に入る一冊になっていると思います。

 

 

これはセンター試験時代の本ですが、中古で安い物があったので載せておきます。私が使っていたのと同じやつです。

 

 

 

 

 

さて、今日はあえてちょっと含みのある題名にしたんですけど、

 

 

 

「受かった人が見る景色」

 

 

 

 

最初は、「受かった人にしか見られない景色」という題名にしていたんですが、

否定文より肯定文の方が好きなので、肯定文にしました。

 

どうでしょう、そんな景色ってあると思います?

 

 

 

私のように医者になりたくてなりたくて仕方なくて、

医学部や医者にものすごく憧れを持っている、という人ほど、

あるかもしれません

 

 

 

ほら、私は小さい頃から医者になりたい、なるんだって思ってたけど、

高校生の早い段階でその難しさに直面して諦めたから、まずそこで

「医学部=すごい人が行くところ」

って思っていたし、

実際一念発起してチャレンジしてみても、全然受かることができなくて、

いやまじ難しいな医学部!!ってずっと思っていたので、

 

 

 

 

いざ医学部に受かったら、それはもう。

 

見える世界が変わりました。

 

 

 

 

 

まず本当に視界が変わりました。

世の中ってこんなにキラキラしていたっけ?

世間の人間ってこんなに優しかったっけ?

あ、雪が綺麗、木の葉が綺麗、世の中のものって綺麗だったっけ?

 

 

って。

 

再受験中、前を向いて歩けていなかったんでしょうね。

当時は普通に生きているつもりでしたが、

視界はシャットダウンされていたんだと思います。

今の大学に受かって、色々な書類提出とか家を決めるとか、もろもろ忙しい期間があったんですけど、その辺の時期かな。

3月初旬かな。

再受験中にも何度も通っていた道を歩いていたときに、

 

 

パーーっと視界が開けるような感覚になったんです。

わーって。

 

何これ、なんでこんなキラキラしてるのって。

受かったんだなぁということを初めて実感できた気がしました。

 

 

 

合格報告した時に、母が抱き締めてくれたり、

単身赴任している父に合格後初めて会った時に、

「よくこんなに長く頑張ったな」

と言ってもらったり、人との交流から実感したことも多かったのですが、

 

ふと一人で歩いてる時に、

あぁ、綺麗だ

って思ったこの景色は、受かった人にしか見られない景色だと思います。

 

 

 

 

 

そして周りからの目も変わった気がします。

これを読んでいる方の多くは再受験生だと思うので、自慢のように聞こえたら申し訳ないのですが、

再受験生と医大生って、全然違う

どちらも本気で医師になりたいって点では同じなのにね。(当てはまらない人がいるのは置いておいて。)

 

 

去年の1年生の頃は、それが嫌でした。

長年再受験生活をして、それに誇りというか、意味を持たせていたのもあって、

新たな生活に馴染むのに時間がかかりました。

 

私としては、受かった年も、その前の年も、さらにその前の年も、

学力は大して変わってないんですよ。

たまたま1、2年前は落ちて、たまたま今年は受かった。

ただそれだけじゃん、って。

それなのになんでこんなに扱われ方違うの?って。

 

授業でも、「先生方は〜」って言う先生もいるんですよ。

学生さんは〜っていう人もいるけどね。

 

こんな感じで、当時は初めての医学部生活にギャップを感じて、

だから医者は勘違いする人多いんだよって思っちゃいましたもん笑

現役とか若くからこんな扱いされてたら勘違いしても仕方ないよなって。

 

でも逆に、

自分が憧れていた場に今いるんだって実感できたのは、

そういう将来医者になること確約されている立場の人、として扱ってもらえるおかげだったかもしれません。

私の場合、本当に憧れていて、嫉妬さえ覚えていた場所だから、そういう扱いをされると、とても気が引き締まります。

もっと勉強頑張らないと!恥ずかしくない医師にならないと!と思います。

 

そして、さっき勘違いしても仕方ないよなって思ったと書いたのですが、

今2年生になって、同期ともかなり仲良くなって、色んな同期と話すようになりましたが、

そんなことで勘違いするような子は、ほとんどいません。

 

みんな謙虚で、育ちの良さが滲み出ているというか、優しい人が多いです。

先生方は〜って言われると、へへへって照れちゃう感じです笑

私も今は素直に照れちゃいます。

 

 

こういう景色も、受かった人ならではの感覚なのかな、と思います。

 

 

 

あとはやっぱり、医学部特有の実習も経験しました。

解剖実習などで得た経験は、あの場面、あの光景は、医大生しか見られない気がします。

解剖実習は他学部でもあるところはありますが、再受験生と違って、という意味でね。

 

再受験中は、

再受験に慣れてしまって、数学や物理化学、倫政などに触れなくなるのは、寂しいと思うのかな、

とか思ったんですけど、

それは全くありません笑

 

 

医学の勉強で十分!

家庭教師で数学化学は今も触れていますが、そんな程度で十分!

あ、でも、再受験生活で身につけた数学や化学、物理などの知識を全部捨てるというか、

使わないのは勿体無いなと思って家庭教師をやっている面もあるので、

そういう意味ではいまだに再受験中の思いを無駄にしたくないという気持ちはあるのかもしれません。

家庭教師をやっている1番の理由は、再受験生、受験生を応援したい、力になりたいという思いですけどね。

 

話が逸れましたが、そんな感じで、医学部での勉強が大変なことも、

受かった人にしか見られない景色かなと思います。

当時あんなに憧れていた場所にいると思うと、

どんなにものすごい量の勉強も、頑張れちゃいますね。

 

今化学や物理はやってないですが、

受験中にやった分野の中には、今も普通に出てくるものはあるので、ちゃんと勉強することをおすすめします。

まぁ医学部はちゃんと勉強しないと受からないので大丈夫だとは思います!

普通に出てくるというか、高校の化学(有機とか)や物理(波)の分野は、

例えば

受験生は、糖には単糖、二糖ってあってね、グリコシド結合していてね

スクロースはこういう構造でね

マルトースにはヘミアセタール構造があってね

デンプンとかセルロースとか

みたいになんかそれぞれの構造に着目してその性質を覚えていくんですけど。

 

医学部では、それは当然知っているよねっていう程でもっと別の視点で勉強します。

どう別なのかというと、なんか言葉にするのは難しいので、受かってからのお楽しみ、ということにして良いですか笑

 

 

色々書いてきたのですが、

今回のは決して自慢ではなくて、

長い再受験生活を抜け出したからこそ見られる景色ってあるなと思って書きたくなりました。

 

悲しいことなのか嬉しいことなのか、だんだん再受験中の辛かった記憶が薄くなってきていて。

今が充実しているからだと思うんですけど、

覚えているうちに覚えていることをブログにたくさん書こうと思っています。

 

 

今再受験をしている人の中にも、複数年頑張っている人、たくさんいると思います。

諦めなければ必ず受かるよ、とかは言えない世界ですが、

受かったら世界変わるよ、という事実はお伝えできます。

それをモチベーションにしてラスト1、2ヶ月、頑張ってほしいなと思います!!

 

 

おわり