おもちの医学部再受験日記〜文系からの挑戦〜

文系からの医学部再受験に成功しました!長かった再受験の日々を忘れないようにこのブログを開設しました。諦めなければ夢は叶う!

再受験中のメンタルの保ち方。

 

再受験中私を最も苦しめたのが肩こりです。

お風呂の中で常に癒してくれたこれをまずは紹介してからメンタルの話に入ろうと思います。

 
私はお風呂の中では暗記ものをすることも多くて、これで癒されながら単語帳をやっていたことを思い出します。
今も使ってます。おすすめ。
 
 

さて、

医師を志してから、医学部に受かるまで、どうして長年頑張れたんだろう。

長くやって、最終的に受かる人、受からずやめていく人の違いってなんだろう。

何年も何年も落ち続けて、やめなかったのはなんでだろう。

と具体的に考えてみたんですよ。

 

医学部に受かるためには学力を付けることが一番大切なんですけど、

その学力を付ける段階で精神的にやられてやめていく人が多いと思うので、

今回は学力から離れて、精神的な面をどのように保っていたのかを書いてみようと思います。

学力から離れてと言いつつも、学力はある(ように思われる)のに受からない、という状況も大いにあると思いますし、私も後半はそうだったように感じるので、その辺も合わせて書いていきます。

 

精神的な面って言ってもそんな本格的な話ではなく、私の場合はこう捉えていたよ、こう考えていたよ、こう解釈していたよ、って感じなので、

今辛い人の役に立てるかは不安があるのですが、何かしら考え方のヒントになることが書ければと思ってます。

 

 

 

目次としてはこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

現実を知り、覚悟を決める

 

 

私は医学部再受験の成功者の中でも、長くかかったタイプです。

 

医学部を目指して再受験をする人は色んな人がいますが、

現実的に医学部再受験で合格する人は、

 

元々医療従事者だった人か元々理系だった人、

且つ、

元々そこそこレベルの高い大学を出ている人

が多いです。

 

 

考えてみれば当然なんですけど、一度でもちゃんと理系大学受験の勉強をしている人の方が、

スムーズにレベルアップできますよね。

 

同期を見ても、SNSでの合格者を見ても、

私のように、バリバリ文系だったよ〜という人は珍しいんですよね。

いることはいる。だから文系の人、安心して。諦めなければ受かるから。

 

 

 

高校時代に理系科目を履修していないので、再受験生と言っても、高1、2年からのレベル(しかも時間が経っている分頭の動かし方も忘れているレベル)から始めないといけません。

なので、当然時間がかかるんですよ。

勉強の積み重ねがないところから積み重ねないといけないので、逆算してそれくらい時間がかかります。

し、実力をつけたところで、必ず受かるわけじゃない。

本番で周り(小学校の頃から勉強しているエリート達)より点数を取れないといけないわけだから、もうそれはそれは難しい。

 

 

私自身、それは最初から自覚できていたわけではありません。

勉強を始めて半年から1年くらいでわかりました。

 

 

 

 

 

これすごい無謀なことしようとしてるわ

 

 

 

 

って。

自分のことだからズバリ言いますけど、身の程知らずも良いとこ。

ちょっと勉強して現実を知って、これ5年くらいかかるかもなって思いました。

もっとかかったけど笑

国公立一本でやっていましたし、本当に無謀とも言える挑戦を最初はしていました。

総合偏差値50なかったしね。

 

 

だって、いくら日本人の学力が低下していると嘆かれていても、

それもよく考えれば当たり前ですけど、トップ層のレベルは上がり続けるじゃないですか。

医学部の偏差値は年々徐々にですが上がっていますよ。

30年前とはレベチ。

(特に私立医の偏差値の上がり方ハンパない)

 

 

だからね、今再受験をやるかやらないか悩んでいる人に声を大にして言いたんですけど、

 

 

やるなら、早く始めた方が良いよって。

 

 

 

だって年々難しくなるから。

多分5年前より今の方が難しいし、今より5年後の方が難しくなっていると思う。

学力的な面はもちろんそうなんですけど、

再受験というものに対する制限もね、年々厳しくなっているのは事実なので。

医学部は事実どんどん推薦枠が増えていますし、現役世代が欲しいという思惑はあることはあると思うので、やるなら早い方が良いよ、ということは言えます。

 

 

 

 

とね、ちょっと本題とズレているようなズレていないような話題になったんですけど、

多分私が再受験を諦めずに頑張れた理由の一つは、これ大きいな、と思って。

 

つまり、

長くかかることを早い段階で覚悟していた

こと。

 

これは甘えとかじゃなくて、現実的にそんなに甘い世界じゃないわってことに気づいたから、

落ちても落ちても、

そうだよね、周りもみんなすごいんだからこんなんじゃダメだよね。

ってへこたれない気持ちがずっとあったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

母譲りの楽観主義

 

 

 

 

ただ、この長くかかることを覚悟していた、ということだけじゃ、

なかなか成績が伸びない現実、受からない現実から逃げ出したくなってしまっていたと思います。

他にも考えてみたんですけど、元々の性格もやっぱり結構大きいな、と思いました。

 

 

 

 

母譲りの楽観主義

 

 

 

 

 

いやこれ本当大事。

親譲りである必要はないんですけど笑、みなさん、ある程度楽観的に自分のことを見られるようになった方が良いと思います。

よくいますよね、自分なんか、自分なんか、自分なんか、って、どんどん勝手に沈んでいく人。

1、2回落ちたくらいじゃそんなにないと思うんですけど、3回目以降って結構怖いんですよ。

純粋の2浪以上の経験がある方ならわかると思うんですけど、

 

人格を否定された気持ちになりません?

 

もちろん落ちてる理由は人格じゃないんですよ、多くの場合。

学力が足りてなくて落ちているから、反省して次にいけば良いんですけど、

 

3回目以降ってなんかこう、

 

 

また番号がなかったら・・・

 

 

ってなるんですよ。

自分の実力はさておきね。

私の場合3回目の時はまだまだ医学部レベルまで行ってなかったんですが、

それでも自分の実力なんか無視で、ただ落ちた経験だけが増えているので、

ガーン

ってなる。

それは誰でもなると思います。

何年もかかるぞって覚悟していても、なると思います。

やっぱり落ちる、って結構精神的にきますよね。

 

 

 

そんな自分を受け入れる方法、楽観主義。

 

 

 

楽観主義って一言で書いちゃったんですけど、

つまりどんなふうに捉えたら良いか。

楽観主義は、楽天主義ともいうみたいですが、

ポジティブともいう。

 

自分がポジティブなのかネガティブなのかを判断する有名な方法として、

 

グラスに半分残った水を見て、

「まだ半分もある」

と思うのか、

「もう半分しかない」

と思うのか、

というのがあるらしいです。

 

 

言わずもがな、前者が楽観主義。ポジティブ。

 

受験で言い換えると、

落ちたってことは、自分より点数取れた人がたくさんいたってこと。

つまり、自分にはまだまだ点数を取れる伸び代があるということ。

 

落ちたってことは、まだ医学の道にいくのは早いってこと。

もっと修行して、もっと余裕で受かるように勉強しよう。

 

落ちたってことは、自分はまだまだそのレベルに達していないってこと。

自分が目指す医師って職業、まじすごいな、格好良いな!

 

落ちたってことは、自分の勉強方法に何かズレがあったかも?

よし、見直して、偏差値上げまくるぞ〜!!!

 

 

 

 

私結構マジでこんな感じです。

受験に限らず、普段からこうなんですよね。

これ完全に母譲りの性格だと思います。

母は、どんな時も、なるようになる!!って私たち子供を励ましてきてくれました。

悩んだって仕方ない!最悪私がどうにかしてあげる!思うようにやりなさい!

ってね。

母がそういう思いを持っていたかはわからないのですが、子供の頃の私は、母に相談すれば、どんなことも解決するし、母に聞けばなんとかなると思っていました。

今もなんかそういう安定感安心感があります。

 

母は強し。最強なんですよね笑

今でこそ、私も大人になって、自分でやれることが多いですが、

やっぱり小さい頃のそういう経験が、自分の価値観となって、

 

何があってもなんとかなる!!

 

っていう精神は受け継いだんじゃないかなーと思います。

ネガティブよりはポジティブの方が色んな面で良いらしいですよ。

仕事の成績とか。

なので、ネガティブだな、と思う人は、ポジティブな捉え方をしてみるのも良いかもしれません。

特に難しいことにチャレンジしているときは、うまくいくことの方が少ないから、

ポジティブに捉えられる能力、って大事だと思います。

 

私は上に書いたように、母譲りで根っからのポジティブですが、

普段からポジティブでいる、

というよりは、

ポジティブな捉え方を知っている、

というのが大事なんだと思います。

あ、これ大事かも。

ポジティブな性格である必要はないんですよ。

そういう考え方ができるってことが大事。

 

大事なことなので2回言いました。

 

 

 

 

良い意味で楽観的にいきましょう。

 

 

 

 

 

 

某学費無料大での補欠合格の体験

 

 

とはいえ、ですよ。

やっぱりね、精神的に来ますよ。

どんなに長くなると覚悟しても

どんなにポジティブに捉えても

 

だって受かってないんだから。

人格否定され続けているから。

(人格は否定されてないですよ、そんな気持ちになるよねってことですよ)

 

 

じゃあなんで私が何年も何年も諦めずに頑張れたのっていうと、

この経験も大切だったなと思います。

 

再受験を始めて、5年かかるなって覚悟を決めたという話はさっき書いたんですが、

やっぱりその辺の時期、4年目かな、すごい伸びてる感覚があったんですよ。

 

偏差値も、模試を受けるたびに伸びていたんじゃないかな。

中和反応でいうと、強酸と強塩基の反応って感じ。

ちょうどフェノールフタレインが使えるくらいのタイミングが4年目できたなって感じだったんですよね。

ギュイーンって。

 

今年はいけるぞ!

と思っていたんですが、

センター試験(今の共通テスト)で大失敗。

 

これ私の再受験失敗パターンで、センター試験を克服できなくて国公立にはいけませんでした。

 

 

 

忘れたい記憶で、あまり覚えていないのですが、

630/900

くらいしか取れなかったんですよ。確か。

模試では790点とか800点とか取っていて、

よし、本番は810点だ!という勢いだったのに。

 

センターでこんな点数を取ってしまったら、2次試験での逆転は当時ほぼ無理でした。

99%無理です。

 

 

いくら楽観主義の私も、これにはこたえました。

ものすごい勢いで急降下しました。色んなものが。

 

でもそこで、一緒に勉強していた友人に、

「お金の件で私立受けてないんだよね?学費タダの私立あるの知ってる?」

と教えてもらいました。

 

 

 

「え?知らない・・・。え!?まだ願書受け付けてる!!!受ける!!!!」

 

 

 

と、急降下した気持ちが一気に急上昇したのを覚えています。

そこからの気持ちの切り替えはすごかったと思います。

 

 

でね、この話は一度ブログに書いていることを思い出しました。

こちらをご覧ください。

 

saijuken-2021.com

 

 

 

 

お帰りなさい。

読んでくれましたか?

この経験は、私の再受験生活を最後まで支えてくれた経験になったと思います。

 

補欠合格じゃないにしても、

何かしらの成功体験は、精神状態を保つための大きな要因かな、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

諦める方が難しいというジレンマ

 

 

覚悟が、とか

楽観主義で、とか、

成功体験、とか

言ってきましたが、

諦める方が難しいという事実が、私が再受験を成功できた真の理由なのではないかと思うんですよ。

 

上で言ってきたことは確かに全部大切で、私の場合これらがあったからこそ、受かったと言えるのですが、

これもまた医学部に受かった理由だと思います。

 

 

 

医学部に行きたいけど行けない。

諦めて別の道に行く世界は行けるけど行きたくない。

心は限界。諦めるべきか、いや、医学部が良い。でも行けない。

まるで目の前のおもちゃが欲しくて駄々をこねている子供。

ここまで来るとね、

 

 

 

 

 

 

もう引き返せなかったんですよ。

 

 

 

 

 

 

こう書くと、ネガティブですよね笑

でもね、うん、これ以外の言い方が思いつかない。

ここまで全てを賭けてやってきて、他のもの全部捨ててやってきて、

貴重な20代、全部勉強に費やして、

 

 

 

 

 

 

今辞めたら自分に何が残るの?

 

 

 

 

 

って。

今思えば強迫観念に近いものを感じます。

 

今更諦めるなんて、そっちの方が難しかったんですよ。

 

5年とかある程度長い単位でやると、

諦めたり、

できない自分を認めたり、

別の道を考える方が難しい。

私の場合、再受験生活後半は2次試験では点数が取れていたから、まだ可能性があった分、難しかったと思います。

 

めちゃくちゃネガティブな感覚を与えてしまう気がして、矛盾しちゃってるんですけど、

こういう事実もまた、人間らしくて良いかなって。(ポジティブ)

 

素直に書くなら、「楽観主義、覚悟してました、」の他に、

 

 

 

 

 

 

 

精神状態ギリギリのところでやってました

 

 

 

 

 

 

 

って言わないとね。

 

今まさに、なかなか受からなくて苦しい思いをしている方もたくさんいると思うんです。

そういう方には、綺麗事ばかりでなく、私もそうだったよって伝えるべきだと思う。

 

 

 

引き返したり、別の道に行ったりして医者の道を辞めた方も、

かなりたくさんいると思う。

私は、それができなかった。

受かっておいて、って思うかもしれないんですが、

どっちが正しい、じゃないですからね。

 

戻って、社会人として生きているなら、素晴らしいと思います。

多分私は受からなかったら引きこもりになっていたと思います。

今、そういう状態の人もいるかもしれないですね。

それくらい厳しい世界ですよね。

 

 

 

 

今から言う一文は、他の人のことは言ってないですよ。私は、です。

私は、受からないことは死だと思っていたので、受かっていない世界には戻れませんでした。

 

 

 

そういう意味では、受かって良かったです。

人生、賭けていたから。

 

もう辞めたいとは思わなかったのでジレンマではないかもしれないんですけど、

再受験生活の後半、こういう強迫観念とずっと一緒にいたのも事実です。

 

ちょっと医学部再受験の闇の部分を見せちゃった気がして気がひけるのですが、

こういうのも含めて覚悟!かもしれないですね。

 

この強迫観念と戦いながらも、最終的に打ち勝てた理由は書いておかないと。

 

やっぱり最後まで勉強はし続けたんですよ。

 

辞めていく再受験生に共通しているのは、

このように精神が落ちているとき、勉強の手も止まっていることです。

 

逆に受かっている人に共通しているのは、

どんなに苦しくても辛くても、勉強をし続けていたことだと思います。

学力をつけることが1番の安定剤。

 

 

最終的には本番点数を取ったもん勝ちの世界なので、

勉強して学力を十分つけることが一番大事。

 

 

これを結論に持ってきて良いのか、とても悩みますが。

4つね、書きましたよね。

 

覚悟があった

 

楽観主義だった

 

補欠合格した経験があった

 

そして、引き返せなかった。

 

 

 

これ全部があって、受かったかな、と思います。

どれか欠けていても私の場合はダメだったかも。

日頃ポジティブだから勉強の手は止めないけど、精神は常にギリギリで、でも覚悟決めてたから、引き返すこともできず、でも楽観主義を味方につけて戦い抜いた。

こんな感じだと思います。

 

 

 

 

 

[番外編]:成り上がり線

 

 

 

あぁ、いけない!大切なものを忘れていました。

番外編ね。

私のとっても大切な相棒。成り上がり線。

この話はこちらをどうぞ。

 

saijuken-2021.com

 

 

 

今も健在の成り上がり線。

辛くなったら左手を見て、大丈夫、受かる、と思わせてくれました。

 

今回は精神面に限った話をしましたが、

色んな要因が私の再受験生活を支えてくれました。

 

 

 

 

おわり

 

 

 

今日は何を紹介しようかな、

私の再受験生活を支えてくれたグッズはたくさんあって、精神的なものでいうと、なんだろ、

あ、これは机の上に飾っていました!

 

 

 

 

 

姉3が送ってくれただるまさん。

合格祈願の。

姉3は年子の姉で、某学費無料大学の記事でも出てきるんですが、毎年応援してくれて、一回ちゃんと記事に書きたいなと思っています。

 

このだるま、自分用に買ってやる気出すも良し!

読んでくださった方が、再受験生のご家族さんとか恋人さんとかであれば、プレゼントもありです!

もらうと、かなりやる気出ます!!

 

 

おわり2