おもちの医学部再受験日記〜文系からの挑戦〜

文系からの医学部再受験に成功しました!長かった再受験の日々を忘れないようにこのブログを開設しました。諦めなければ夢は叶う!

不適切入試の問題(2022/09/11加筆修正)

2.3年ほど前に、突然騒がれ始めた医学部の不適切入試のニュース。

 

医学部再受験生の私からすると、正直、何を今更…?という感想でした。

医学部にコネだのなんなのって、昔から言われてたことで、

そういうことをやってる大学は受験生側から避ける

というのが常識なのでは…と思っていました。

国公立にしても私立にしても。

どこの大学でも面接を採用し始めたのは、そういうことだと私は認識していました。

 

これは医学部に限った話ではなく、

世の中はさまざまな点で平等になってきているかもしれないけど、

それでもやっぱりこういった不平等は絶対に無くならないし、

不正をする側の人はどんな手を使っても今後もすると思います。

 

 

だけど、この不適切入試の問題が表面化してくれたおかげで、世の中の女性、そして再受験生にとっては、今年、そして今後数年は、チャンスの年と言って良いんじゃないかなーと思います。(と塾長が言っていました)

 

 

 

と思っていたら、某私立大学での、某スポーツ選手の合格の話が飛び込んできました。

 

あちゃー…

 

これはちょっと…わかりやすすぎる…

 

ま、これはなんかね、例外でしょう。気にしない方が良さそうです。定員がそのために1人増えたようだし、気にしても仕方ないと思います。

でもこれは私が今年受かったから思えることで、去年や一昨年にこの件があったら、

私はこの受験界隈の闇に心が折れていたかもしれない。

 

そういう意味では、やってくれたな、と呆れながら思ってしまいます。

 

 

冒頭で医学部受験においては当たり前のことだと言いましたが、

決して、これが良いこと、正しいこと、と思っているわけではありません。

学ぶ場(大学)は誰に対しても平等に開かれているべきだし、それを一言も明記せずに年齢や性別で差をつけるのは、良くないことだと思います。

受験する上でそういう大学は避ける、というのはあくまで再受験生側の戦略であって(戦略というほどのことでもないけど)、差別自体を肯定しているわけではないです。

 

女医が多いと出産育児で抜けて周りに迷惑になるというなら、

絶対数を増やすべき。

働き方改革も必要。

だって、女性と同じようなレベルで育児をしたい男性医師だっているはずだし、私のように結婚出産願望ゼロの女性が女性というだけで出産するでしょ、いなくなるでしょ、って言われるのも、変な話。

 

 

筋力的に男性に対して女性が劣るというなら、そんなことは医者に限った話ではないので、色んな職業で言われなきゃいけないはず。

実際女性と男性は違う生き物だから、どの科でもさらにはどの職業でも、男女で適性が偏る可能性はあるのかな、とは思います。でも男性看護師の存在がありがたいとか、女性医師の存在がありがたいという場面って絶対あると思うし、仕方のない差で喧嘩せず、お互いに尊重し合うべきなんじゃないかなぁと個人的には思います。

尊重し合って生きている人たちも実際多いですしね。

 

年齢的に再受験は医者でいられる時間が短い、というのは正論のようで…

え、本気で言ってる?寿命って人それぞれなんですけど…医者って定年ないんですけど…

って感じです。

定年がない以上、年齢を理由にするなら寿命の長い女性の方が長く医者をできるから医者になるべきなんじゃないですか?って屁理屈もこねちゃいたくなります笑

 

 

色々言ってみましたが、

だからやっぱり、入試は平等であるべきだと思います。

 

 

面接も、誰かを引っ張ってあげるためじゃなくて、明らかに適切に思われない方を見極めるためだけに使われるべきだと思います。本来はね。

実際問題、女性は差別されがちな現実がありますので、面接での受け答え方等の記事、今度書きますね。

 

 

そんな感じで、受験は平等であってほしい、と思って記事を書いてるわけですが…

上手いなと思った区別の仕方があります。

 

男性が欲しい某大学では、某科目を必須科目にしているのです。

その科目は女性よりも男性の方が選択者が多いから、その科目を必須科目にしたと。

これはなるほどな、上手いな、と思いました。

ここまで上手くやれば、誰も文句言えない。

その科目が出来るなら女性でも問題なく入れているし、

その大学、結果的には男性の方がかなり多くなっているし、上手いなぁと。

 

 

推薦入試での入学者数を増やしているのも、年齢層を下げたい大学側の思惑を感じますが、これは仕方ないかなぁと個人的には思います。

推薦入試の多くは現役生(1浪)が対象なので、多浪や再受験生にとってはますます受かりにくいことになってしまいますが…

まぁでも、一般入試で現役に加点するよりは納得できます

 

 

文章は短めですが、不適切入試について再受験の立場から意見を述べてみました。

 

 

とこんな記事を1年半前に書いていたので、修正をちょっと加えて今(2022/09/11)アップし直してみました。あえて消さずに残した部分もあります。

 

 

おわり1

 

 

 

ではせっかくなので、恒例の再受験生へのおすすめコーナー(まだ2回目w)

今日はこれです。

 

 

 

 

これ予備校にいると貰えたりもする本なんですけど、再受験生の情報も普通に載っているので、かなり使わせてもらった一冊です。

全大学分が載っていますし、面接官と受験生の位置関係がどうなっているのか等の情報もあるので、おすすめです。

2023年のものがまだ出てないのか、なかったので、最新のものが出てきたらまた紹介したいと思います。

でも私は2019年?のを最後まで使ったので何年のものでもそんな劣らず使えると思いますよ〜〜

 

おわり2