おもちの医学部再受験日記〜文系からの挑戦〜

文系からの医学部再受験に成功しました!長かった再受験の日々を忘れないようにこのブログを開設しました。諦めなければ夢は叶う!

再受験を始めた年のテキスト

上京する前に、出来るだけこれまでの予備校のテキストを捨てていこうと思って、整理しています。

 

いま、再受験を始めた年のテキストが見つかりました。

化学のテキストなのですが、何年前のテキストかを見ずにパラパラと見ていたら、

「ん?なんでこれこんなに基礎的な内容なんだ?」

と思うページがありました。

思わず表紙を見て、あ、コレ再受験始めた年のテキストだ、と気がつきました。

しかも春期講習のテキストなので、正真正銘初めてのテキストです。

 

当時の私ができなかった問題に×がつけてあり、

そうか、こんなこともわからなかったのか…

と懐かしい気持ちでついつい見入ってしまいました。

 

 

当時は自分のレベルを客観的に見ることが出来ていなかったのですが、やる気と気合いと謎の自信だけは誰よりもあったと思います。

どこから来るのその自信、とよく誰にも言われなかったな笑

周りの人の優しさに本当に恵まれていました。

 

でも、初めはみんな、なにもわからないところから始めますし、こんなものなんでしょうね。

 

当時は化学なんかは初学だったので、模試を受けても偏差値は余裕で30台とかとっていました。

今年は化学の偏差値はマーク模試でも記述模試でも70はあったので、成長したなぁと思います。

 

偏差値って、60までは割と簡単に行くんですよ。(それでもめちゃくちゃ勉強しましたが)

60から65、そして70に持っていくのが医学部受験に至っては重要だと思うのですが、私はそこに時間がかかってしまいました。65から70への道が特に。

 

化学に限っていうと、今年、個人塾に通っていたのですが、そこで化学の先生との出会ったおかげで、偏差値70の壁を突破できました。その先生のことは別にブログに書きたいので、ここではあまり詳しく言わないでおきますが、先生の言う通りに勉強しただけなんです。

相性が良かったんでしょうね。ひたすら先生の言う通りにやっただけで、あんなに苦手だった化学が頭の中で整理されて、苦手、という印象から抜け出せたんです。ダイエットの広告みたいな言い方になっちゃった笑

 

化学だけでなく、最終的にはどの科目でも偏差値30.40.50のところから、60を超え、さらに65.70へ行くことができました。

私は偏差値が底辺のところから始まった人間なので、今は、例えば成績が伸び悩んでいる方の答案とか見せてもらえれば、ここで躓いてるな、ここがわかってないんだろうな、と客観的に見ることができると思います。

分析とかするのが好きなので、得意分野だと思います。

 

なので、家庭教師とかあってるんだろうなと思うんですよ。高校は進学校だったこともあり、中学レベルのことは文系大学生だった時でも教えられたので、塾講師の経験も3年あるんですよ。

当時でも指名とかもらっていたので、指導向いてると思うんですよね、性格的に。面接や小論文も得意なので丸ごと見られると思いますし。

これから6年間の学生生活が始まりますし、家庭教師やってみたいな。興味ある方がいらっしゃいましたら、ぜひ!

 

話が逸れましたが、昔のテキストに懐かしくなり、ついブログを書いてしまいました。明日までにテキストをまとめないといけないので、やばい!!笑

不適切入試の問題(2022/09/11加筆修正)

2.3年ほど前に、突然騒がれ始めた医学部の不適切入試のニュース。

 

医学部再受験生の私からすると、正直、何を今更…?という感想でした。

医学部にコネだのなんなのって、昔から言われてたことで、

そういうことをやってる大学は受験生側から避ける

というのが常識なのでは…と思っていました。

国公立にしても私立にしても。

どこの大学でも面接を採用し始めたのは、そういうことだと私は認識していました。

 

これは医学部に限った話ではなく、

世の中はさまざまな点で平等になってきているかもしれないけど、

それでもやっぱりこういった不平等は絶対に無くならないし、

不正をする側の人はどんな手を使っても今後もすると思います。

 

 

だけど、この不適切入試の問題が表面化してくれたおかげで、世の中の女性、そして再受験生にとっては、今年、そして今後数年は、チャンスの年と言って良いんじゃないかなーと思います。(と塾長が言っていました)

 

 

 

と思っていたら、某私立大学での、某スポーツ選手の合格の話が飛び込んできました。

 

あちゃー…

 

これはちょっと…わかりやすすぎる…

 

ま、これはなんかね、例外でしょう。気にしない方が良さそうです。定員がそのために1人増えたようだし、気にしても仕方ないと思います。

でもこれは私が今年受かったから思えることで、去年や一昨年にこの件があったら、

私はこの受験界隈の闇に心が折れていたかもしれない。

 

そういう意味では、やってくれたな、と呆れながら思ってしまいます。

 

 

冒頭で医学部受験においては当たり前のことだと言いましたが、

決して、これが良いこと、正しいこと、と思っているわけではありません。

学ぶ場(大学)は誰に対しても平等に開かれているべきだし、それを一言も明記せずに年齢や性別で差をつけるのは、良くないことだと思います。

受験する上でそういう大学は避ける、というのはあくまで再受験生側の戦略であって(戦略というほどのことでもないけど)、差別自体を肯定しているわけではないです。

 

女医が多いと出産育児で抜けて周りに迷惑になるというなら、

絶対数を増やすべき。

働き方改革も必要。

だって、女性と同じようなレベルで育児をしたい男性医師だっているはずだし、私のように結婚出産願望ゼロの女性が女性というだけで出産するでしょ、いなくなるでしょ、って言われるのも、変な話。

 

 

筋力的に男性に対して女性が劣るというなら、そんなことは医者に限った話ではないので、色んな職業で言われなきゃいけないはず。

実際女性と男性は違う生き物だから、どの科でもさらにはどの職業でも、男女で適性が偏る可能性はあるのかな、とは思います。でも男性看護師の存在がありがたいとか、女性医師の存在がありがたいという場面って絶対あると思うし、仕方のない差で喧嘩せず、お互いに尊重し合うべきなんじゃないかなぁと個人的には思います。

尊重し合って生きている人たちも実際多いですしね。

 

年齢的に再受験は医者でいられる時間が短い、というのは正論のようで…

え、本気で言ってる?寿命って人それぞれなんですけど…医者って定年ないんですけど…

って感じです。

定年がない以上、年齢を理由にするなら寿命の長い女性の方が長く医者をできるから医者になるべきなんじゃないですか?って屁理屈もこねちゃいたくなります笑

 

 

色々言ってみましたが、

だからやっぱり、入試は平等であるべきだと思います。

 

 

面接も、誰かを引っ張ってあげるためじゃなくて、明らかに適切に思われない方を見極めるためだけに使われるべきだと思います。本来はね。

実際問題、女性は差別されがちな現実がありますので、面接での受け答え方等の記事、今度書きますね。

 

 

そんな感じで、受験は平等であってほしい、と思って記事を書いてるわけですが…

上手いなと思った区別の仕方があります。

 

男性が欲しい某大学では、某科目を必須科目にしているのです。

その科目は女性よりも男性の方が選択者が多いから、その科目を必須科目にしたと。

これはなるほどな、上手いな、と思いました。

ここまで上手くやれば、誰も文句言えない。

その科目が出来るなら女性でも問題なく入れているし、

その大学、結果的には男性の方がかなり多くなっているし、上手いなぁと。

 

 

推薦入試での入学者数を増やしているのも、年齢層を下げたい大学側の思惑を感じますが、これは仕方ないかなぁと個人的には思います。

推薦入試の多くは現役生(1浪)が対象なので、多浪や再受験生にとってはますます受かりにくいことになってしまいますが…

まぁでも、一般入試で現役に加点するよりは納得できます

 

 

文章は短めですが、不適切入試について再受験の立場から意見を述べてみました。

 

 

とこんな記事を1年半前に書いていたので、修正をちょっと加えて今(2022/09/11)アップし直してみました。あえて消さずに残した部分もあります。

 

 

おわり1

 

 

 

ではせっかくなので、恒例の再受験生へのおすすめコーナー(まだ2回目w)

今日はこれです。

 

 

 

 

これ予備校にいると貰えたりもする本なんですけど、再受験生の情報も普通に載っているので、かなり使わせてもらった一冊です。

全大学分が載っていますし、面接官と受験生の位置関係がどうなっているのか等の情報もあるので、おすすめです。

2023年のものがまだ出てないのか、なかったので、最新のものが出てきたらまた紹介したいと思います。

でも私は2019年?のを最後まで使ったので何年のものでもそんな劣らず使えると思いますよ〜〜

 

おわり2

初めて補欠合格をもらったときの話。

再受験して医学部に行こう、医者になろう、と決めた時、私の中で国公立の医学部に行くという選択肢しかありませんでした。

私自身が国立の総合大学経済学部卒だったこともあり、同じ大学の医学部に行けたら良いなって。

 

あと、親の価値観がそのまま子供に植え付けられることがあると思うんですけど、まさにそれです。

私の父が私大にあまり良い顔をする人ではないのです。

「同じ内容を国立なら安く勉強できる、それなら国立が良いだろう」

という考えの人なのです。

なので私もそう考えていました。

結果的には、私が今年私大医学部に入学する許可を出してくれたので、頭ごなしにダメという人ではなかったんですが。

 

 

そんなこんなでずーっと国公立の大学のみを受験し続けてきました。

でも再受験を始めて数年経ち、「今年は行けるかもしれない!いや行けるぞ!」とイケイケだった年があります。

学力が伸びている実感があって、頭がとても冴えているというか、そんな年があったんです。

しかしその年のセンター試験で、マーク模試やセンターパックの点数よりも100点以上も低い点数を取ってしまったのです。

 

 

 

もうね、泣きました。終わった…もう終わりだ…と1.2日は呆然としていたと思います。

 

 

 

正直に言って、センター試験(共通テスト)を失敗すると、今の国公立大学の医学部では、ほぼ逆転できません。

2次試験で○割取れば受かる!といっても、計算上は確かにそうだけど…。

そんなに甘い世界でないということは、何年も再受験をして痛感しています。

 

 

 

そんな時、知り合いが「○○大学は私大だけど学費がタダだよ。」と教えてくれました。

このブログを読んでくださる方には、○○と濁す意味がない気もしますが笑

一応濁してみました。

 

 

少し調べたらわかるんですけど、その大学は、再受験には割と厳しいんです。

人数制限があったりして、そりゃ厳しくもなるよなぁ、という感じ。

都道府県ごとに2.3人しか取らないので、現役と再受験で同じ点数なら前者を取るよね、と文句はありません。

 

 

しかし私は、元々ポジティブ人間で、楽観的なものの見方をするタイプなので、

 

 

「え!?そんなところがあるの?!え!!センター試験後でも出願できるじゃん!!受ける!!!」

 

 

と速攻で高校に必要書類をお願いし、なんとかギリギリで出願をすることができました。

もう国公立には望みがなかったので、それから試験までの1週間ほどの期間で、過去問をやりまくり傾向を知り、暗記モノの確認をして、いざ本番。

 

 

人生で初めての私立大学の受験です。

大学ではないところでの受験も初めてだったので、机や椅子のいつもと違う感じにドキドキしました。

そして今出せる力を全て出して、筆記試験を終えました。

 

 

 

この大学は、次の日にすぐ面接試験があります。

筆記試験合格者のみが面接を受けられるので、筆記試験の結果は、その日のうち、もしくは次の日の朝に発表されます。

 

 

試験を終えてホッとする間も無く、すぐに発表がありました。

 

 

 

 

 

え…

 

番号ある…………

 

 

 

 

 

 

驚きました。

この時点ですでに数年再受験をしていた私にとって初めての経験でした。

 

 

番号がある!

 

 

番号があるって嬉しいんだなぁと興奮した記憶があります。

なんというか、受験に落ちると、自分の人格全てが否定された気持ちになるじゃないですか。

番号があるというだけで、こんなにも心が軽くなるんだと思いました。

数日前にセンター試験を大失敗していたので特にそう感じました。

 

 

 

そしていよいよ面接です。

面接が大得意の姉にかなり手伝ってもらって、志望動機やら、よくある質問の答えを用意しました。

面接については他の記事で改めて詳しく書きたいと思います。

 

 

 

ところで私は文系学部だったので、就職活動を普通にしました。内定ももらっていました。

マスコミに興味があったので、テレビ局を何社か受けたのですが、某テレビ○京さんの試験では第5試験(呼び方忘れました)くらいまで行き、あとちょっとというところまで行ったことがあります。

何が言いたいかというと、面接は割と得意だということです。

 

 

人当たりが良いというか、外面が良いというか。

 

 

 

見た目は冷たいとか怖いと言われるんですけど、中身は人懐っこく、ちゃんと会話のできるタイプの人なので、マイナスイメージからの上がり幅が大きいのだと思います。

 

 

再受験に厳しいと言われているこの大学でも、面接官が全員笑ってくれましたし、何度も私の話に納得してくれました。

 

 

幸いなことに筆記試験、面接試験をクリアし、2次試験へと向かうことができました。

面接試験の合格発表でも、私の番号があるのを確認できたときは、とても嬉しかったです。

いまだに当時の受験番号を覚えているくらいです。

 

 

 

2次試験の内容は個人面接、集団討論、小論文でした。

個人面接は年齢など突っ込んだことも聞かれましたが、そんなに答えにくいことは聞かれず、「受かったら寮生活だけど頑張ってね」と言われた記憶があります。

 

あと、「受かったら、入学までの間にやりたいことはありますか?」と聞かれ、

 

「物理化学を選択しているので、生物を勉強していません。生物の勉強をしたいと思います。」

 

と答えました。

 

 

 

そしてなんと私は今、その状況(受かって入学までの期間)にあります。

もちろん生物の本は買ってきました。やる気もあります。

だけど、もう3月16日です。おかしいな、本はなぜか綺麗なままだな。

毎日忙しいです。頑張ります…。

 

 

 

話を戻します。

個人面接は終始穏やかに進みました。

集団討論は、就活で何度もやってきたことだったので、そんなに苦労はしませんでした。

就活と受験では違うかもしれませんが、特に受験用の対策もせず、普通に他の受験生の方々と会話をした感じです。

集団討論って、周りの人たちによってだいぶ流れが変わるじゃないですか。

この時は、さすが医学部受験生、みなさん賢く、変なことを言う人はいなかったです。

場の空気が読めない人も幸いいなくて、これもまた終始穏やかに討論できました。

 

 

 

私が就活をしていたときの集団討論、結構面白かったので、機会があれば記事にしてみますね。

今もすぐ思い出せるくらいには印象的な出来事が何個もあったので。

 

 

 

 

そして最後に、小論文。

小論文は、元々文系ですし苦手ではないと思います。文系学部の卒業時には卒業論文も書きました。

しかし、1次試験から2次試験までの間に小論文対策はちゃんとしました。医学系の小論文は初めてだったので、そういう対策です。

試験当日は、課題の文の中に、亡き祖母が患っていた病気と同じ病気の方の話があり、

「おばあちゃんが味方してくれてる…」

と思いながらスラスラ書けました。

 

私は自他ともに認めるほどおばあちゃんっ子なので、

 

「ここでおばあちゃん来るか〜」

 

と試験中に少し泣きそうになりました笑

 

 

 

帰り道。

集団討論でたまたま他にも再受験の方がいると知って、その方とお話しながら帰りました。

 

お互いの幸運を祈って別れましたが、再受験生が私以外にも頑張っている、と知ることができ、良い機会になったと思います。

 

 

2次試験は大学で行われたので、たまたまそこの近くに住んでいた姉の家に泊めさせてもらっていました。

帰りの電車の中で姉と一緒になり(もしかしたら近くまで迎えに来てくれた?忘れちゃいました)、姉に興奮気味に面接の内容や小論文の話をし、

「これで落ちても悔いはないというくらいには、やってこれたと思う」

と報告したことを覚えています。

この姉は、再受験を本当に応援してくれていて、毎年センター試験の前にダンボールで応援グッズを送ってくれていました。

年子なのに、姉は自立していて、私は受験生。

私は姉の子供かな?と思ってしまうくらい甘えさせてくれます。

 

私の家族は、両親兄弟みんな私の再受験を応援してくれていて、本当に全員に感謝しているので、その辺も記事にしていきたいと思います。

 

 

 

話が逸れましたが。

 

そんなこんなで、合格発表までは一応国公立の勉強をしましたが、気が気でなく、ほぼ身に入りませんでした。

 

 

 

結果は、補欠合格。

 

 

 

補欠はほぼ回らない大学なので、実質この時点で落ちたも同然なのですが、

ホームページ上の補欠の場所ではありましたが、

番号があったんです。

 

1次試験の筆記、面接と、そして最後2次試験でも、番号があったんです。

 

 

仮にミラクルが起こって合格者が辞退したら、入学しても良いよって大学が言ってくれたんです。

 

 

 

これはね、私の再受験生活を大きく支えた出来事でした。

 

センター試験に毎年失敗するから戦えない私にとって、医学部の中でも戦える場所がある、ということを教えてくれた出来事でした。

これまでの勉強は無駄だったわけじゃない。

力は付いてたんだ。

と思えました。

 

結果的に入学はできなかったわけですが、

もう少し頑張ろう、受かるまでやろう、

と気合いを入れ直させてくれた補欠合格でした。

 

 

 

ありがとう、某大学。

おかげで、今年別の大学だけど、医学部受かりました。

 

 

初めて補欠合格をもらったときの話を書いてみました。

補欠だったとしても、合格というのは受験生の心を癒す1番の薬だと思います。

 

 

 

受かって初めて知ったこと。

長年再受験をした私ですが、受かったのは今年が初めてです。本格的な私立大学の受験は昨年から始め、昨年は全敗だったので、正真正銘今年が初めての合格でした。(補欠合格の経験は一度あり。)

 

医学部の受験は、国公立に絞る人も多いですから、長年受験していたとしても受かったらその合格が初めて、という人は多い気がします。

 

そうそう、今年通った塾の先生が何度かお話してくれたエピソードなんですけど、昔の教え子に、某国立大学を蹴って翌年某国立大学に受かったという生徒がいる、とおっしゃっていました。

その国立大学間には、確かに偏差値や卒業後の縛りの差などが結構あるので、現役や一浪の方ならばあり得るかもしれない…と思うような思わないような…。

なかなか凄い話ですよね。ちゃんと翌年受かったのが格好良すぎます。

その方は2回合格経験がありますね。(私立を受けていたかは不明ですが)

 

あ、それと私立と国立の併願ならば、国立の結果を待つ前に私立の入学手続きをしなければならないところも多いので、受かった後の流れを経験している人も多いかもしれません。

 

前置きが長くなりましたが、初めて合格を手にした私が、受かって初めて知ったこと。

それは、入学手続きって大変、ということです。

幸せなことですが。

 

現役の時、私は国立大学経済学部のAO入試を受験し、ラッキーなことに受かりました。その時の入学手続きを私がやったのか、母がやってくれたのか、全く覚えていません。覚えていないということは母がやってくれたのかなと思いますが、大変だった記憶があまりないのです。忘れました。

 

それから月日が流れ、今年初めて合格後の流れというものを体験しました。

健康診断やら、入金の手続きやら、やることがたくさんあるなぁ、と毎日バタバタ動き続けました。

受験生の時は365日24時間勉強のことが頭から離れず、大変なストレスを抱えていましたが、これはこれで幸せな忙しさだなと思いながら期日までになんとか終わらせました。

 

今年も国立大学を受験しましたが、ほかに合格を持っているというだけで、いつもよりリラックスして受けられた気がします。結果は別にして。

 

今は引越し先の手続きの真っ最中です。

親族が利用している引越し業者の方にお話したら、ありがたいことに探してくださり、なんとか住むところは決まりそうです。

コロナ禍なので、一人での引っ越し作業になりますが、それもまた、楽しんでやってみようと思っています。

 

 

 

長年の受験生活で溜まりまくったテキスト達を捨てる作業、爽快です。

ありがとう!ばいばい!

と、捨てるもの、売るもの、に分けています。

まだまだこの作業は続きそう…

 

 

 

自分に合った予備校って?~駿台予備校編~

医学部目指すと決まったら、今後どうやって勉強していくのかを決めないといけません。

 

1.大手予備校なりの一般的な予備校(塾)を選ぶ。

2.医学部専門予備校(塾)を選ぶ。

3.いわゆる宅浪をする。

 

こんな選択肢が考えられると思います。 私は3つとも経験したので、それぞれのメリットデメリットをお伝えできたらと思います。2.に関しては厳密には医学部専門の個人塾だったのでちょっと違いますが…。

 

私が再受験生活の中で1番多く通ったのは大手予備校なので、今回は1.について書こうと思います!これから再受験をする方や受験生の親御さん方に少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

 

それでは早速大手予備校について書いていきますね。

まず私が通ったことのある予備校は3つ。

駿台予備校

河合塾

代々木ゼミナール

 

まさに3大大手予備校といえば、という3つです。

それぞれ2年ずつ通っちゃいました。(通わせてもらいました)

1つの予備校に絞らなかったのは、単純に色んな予備校を見てみたかったという、勉強面とは関係のない理由です。勉強するのは自分だから予備校や講師によって何か変わることはないだろうと思っていたので、それならたくさん見てみた方が楽しいだろうと思ったのです。

その考えに間違いはなく、どこにしたから大きく成績が伸びたとか、逆に下がったとか、そういったことはなかったように思います。

 

各予備校の授業の感じや雰囲気、自習室や質問のしやすさ

など、通ってみたからこそわかることをお伝えできたらと思います。あくまで私が通った校舎の話ですが、予備校自体の校風みたいなものはあると思うので参考になるかと思います。

 

駿台予備校

 

 

授業時間 一コマ50分 

授業時間が短いのは、集中力が続くというメリットがあります。物理などの理科は二コマ連続です。ただ、国語など文系科目は一回で一つの文章が終わらないことが多く、どんな話だっけ?など毎回同じ文章を一読しなければならない、などのデメリットはありました。

 

座席指定

私の通っていた校舎は座席指定制でした。何時に来ても席が固定されているのはありがたいですが、私はなぜか真ん中の席にされることが多く、左右に人がいるのが嫌だった私にとってはストレスでした(これは座席を作る担任によるでしょう。)

 

講師

当たり前ですが、当てる先生と当てない先生がいます。でも高校と違って当てない先生

が多いですね。記憶に残ってるエピソードがありまして。とある当てるタイプの先生の授業の時、当たる生徒当たる生徒みんなが質問に答えられなかったんですよね。前回の授業でやった範囲で、割と基本的なことだったので答えられない生徒に驚いて見てたんですけど、なんと先生怒ってしまって。50分しかない授業の残り40分が説教で終わる、ということがありました。先生が怒って授業が止まる経験なんて小学生ぶりだったので、それにも驚きました(笑)

 

質問対応

基本的にどこの予備校も先生も、親切丁寧にやさしく教えてくれる方が多いように思います。ただ、私は再受験生活をひっそりと始め、もともと人見知りの性格もあり、最初は、先生に質問に行く、ということがどうしても出来ませんでした。偏差値30台から始めた教科も複数あり、何もわからないから何を質問すれば良いかわからないし・・・。という感じでした。そういう人も多いと思いますが、まじで気にしないで質問に行くべきです。そこはプライドを捨てて頑張って!!としか言えませんが、このアドバイスは聞いて損はないと思います。「何をどう勉強したら良いかわかりません!」とかで全然良いので、質問は行きましょう!

駿台は積極的に質問に行く生徒が多く、結構並ぶことも多いので、並んでいるときに読めるような参考書とか持っていけば良いかもしれません。並ぶときに誘導してくれる方は当時いなかったので(今はわかりません)、どこに座って待てば良いかわからないことがあるかもしれません。

 

自習室

私の通っていた校舎は自習室が豊富にあり、満席で入れないということはありませんでした。コンセントもあるので充電しながら勉強もできた気がします。すいません、忘れました。コンセントなかったらごめんなさい😢

私は再受験初年度に駿台に通ったのですが、化学や物理など初学のものはその日やその週のうちに自習室にこもってプリントやテキストの内容を頭に叩き込んでいました。勉強方法などはまた別のブログを書きますね。

 

周りの生徒の雰囲気

もちろん選ぶコースにもよると思いますが、駿台は医学部や国立大学を目指す方が多く、一浪二浪の方が多かったような印象があります。私のように再受験の方もそこそこいました。結構真面目に頑張っている生徒が多い印象があります。

 

授業の選択

基本的にコースごとに授業が決まっていますが、これはいらないなという授業も中にはあると思います。駿台は若い子が授業を切っていると声がかかっていたみたいですが、私にはそんなでもなかった気がします。しっかりと授業を切った理由を持っていれば誰に対してもうるさくないのかもしれません。先述した、怒って授業が終わった先生の授業は、先生が怖いし当てるしで、最後のほうは半分くらいになっていました。私にとっては良い先生だったので、私は最後まで受けましたが。 

 

夏期・冬期講習

駿台はめちゃくちゃ「取れ」って言ってきます。担任にノルマがあるのでしょう。めちゃくちゃ加入してきます。受験生のため、というよりはノルマでもあるんだろうなぁって思って見ていました。「去年○○大学医学部に受かった先輩は10個とっていました」などという資料とともにめちゃくちゃ勧誘してきます(笑)自分に本当にとって必要なものだけ取ってください。

あ、思い出しましたが、先生方は「担任がたくさん取れって言うけど、そんなにとっても意味ないぞ」みたいなことは授業中言ってくれるので、それも参考にしてください。

 

 

 

一つの予備校で意外と書くことが多く、長くなりそうなので、まずは駿台予備校だけで終わりたいと思います。次は河合塾代ゼミについて書きます。

全部書いた後で、総評というほど偉そうなものじゃないですけど、まとめ的なものも書こうと思います。

 

もし他に何か知りたいことがあれば書きますので教えてください!

 

自己紹介(2023/06/02更新)

2023/06/02に内容を多少更新しました!!

 

 

 

自己紹介をしたいと思います。

 

アラサー女性で医学部合格というのは珍しいと思うので、身バレしない程度に(笑)

実年齢は、同期とかDMで相談をしてくれた方には言っています。

 

 

 

北海道大学経済学部を卒業し、そこからずっと再受験をしていました。

 

医学部を目指した理由は、

人を助けたいとか人の役に立ちたいとかそういったことももちろんありますが、

ここでは正直な理由を述べても良いと思うので、本当の理由を言いますね。

大学卒業間際にね、ショッキングな出来事があったからです。

ショッキングというと想像がつきにくいかもしれないのですが、

ショッキングというか、それまで目指していた道を絶たれるようなことというか…

そんな感じです。

 

医者になることでしかそれを乗り越えることはできないと当時は思いました。

今いる道と全く別の道だけど、

思い切って医学部目指そう!医者になろう!

と思ったのです。

 

今思えば、怒りや悲しみといった感情を、

再受験での勉強に向けることで現実逃避をし、精神を保っていたように思います。

そんなきっかけで始めるからこんなに時間がかかってしまったんだと思いますが笑。

医学部再受験って本当に難しくて、

そんな精神状態で始めるなんて無理だよ?と今なら思うのですが、

当時はそうすることしかできませんでした。

 

当たり前ですが、面接ではちゃんとした理由を用意しました!その辺の話はまたしたいと思います。

⚠️書いたので、リンク貼っておきます!

saijuken-2021.com

 

 

 

ここまで少し暗い話になりましたが、

もちろん医師になりたいと思ったのには、

明るい理由もありました。

 

そもそも、何かショックなことがあったからといって、

じゃあ医者になろう!って、あまり関連がないというか、繋がらないじゃないですか。

 

ちゃんとね、小さい頃から医師になりたい、っていう気持ちはあったんですよ。

 

私の父が医者ということで、

さいころからずっと憧れの職業だったのです。

やっぱり親の働く姿は格好良く映りますよね。

中学までは医師になりたいと思っていたんですが、

高校生の時に、いや医学部こんなに難しいの?無理!と諦めました。

 

ショックなことが起こって人生を考えた時に、これをきっかけに目指すのも良いんじゃないかなー、と思ったんですよね。

辛いことがあったと言いつつも、基本的にはポジティブな性格なので、再受験をやると決めた後は、

「よっしゃーー!!やったるでーーーー!!」

という気持ちでした。単純。

 

 

 

もともとは国公立に絞って受験していたんですが、

スト2年間だけ、私立も受験しました。

正確には学費のかからない某私立医はその前にも受けたことがありますが。(補欠合格でした)

 

 

最終的には、どこかの私大医学部に進学することになり、

再受験の挑戦に終止符を打つことができました。

長かった…本当に長かった…

 

 

 

 

ずっとずっと国公立にこだわっていたのでね、

本当にこれで良いのか?と少しだけ悩んだんですけど、

自分は

 

医者になりたいのか?

国公立の大学に行きたいのか?

 

と天秤にかけた時に、前者に軍配が上がりました。

私は医師になりたかった。こだわりは捨てよう、と。

 

 

そして2021年の4月から晴れて医大生になりました。

おめでとうありがとう

 

 

 

 

 

 

この記事を書いたのは、1年生として大学に通う前だったので、

今(2023/06/02)読み返して、色々書き足したり、書き換えたりしてみました。

大きくは変えていないのですが、面白いことに気がつきました。

皆さんは、ここまで読んで、気がつきました?

 

この文章の中には、

医者

と書いている部分と

医師

と書いている部分があるということに。

 

医者と書いているのは、受かった直後の3月の私です。

医師と書いているのは、今書き足した部分の私です。

なんか今の私(医学部3年)は、医師と自然に書いていました。

医者より医師の方が今はしっくり来ますね。

でも当時は医者の方がしっくり来ていた気がします。

なんでだろ?不思議!!

 

 

と、どうでも良いことに気がついたところで、自己紹介の記事を終わりにしたいと思います。

よろしくお願いします!

 

 

せっかくなので、おすすめの参考書を一冊紹介しようかな。

漢文が全然できなかった私に希望をくれた一冊です。